1888年に設立されたNLOは、欧州で最も歴史があり、かつ有力な知的財産事務所の一つです。NLOは、20カ国以上から集まった70名以上の特許弁理士、20名以上の商標・意匠弁理士を含む200名以上のスタッフを擁し、欧州の知的財産制度の成長と発展に貢献してきました。ハーグに本社を置き、オランダ、ベルギー、ドイツにオフィスを構えるNLOは、欧州の知的財産分野において確固たる存在感を示しています。
オランダにはフィリップス、ユニリーバ、シェル、ASMLなどの世界的な企業が本社を構えており、テクノロジー分野の重要な拠点となっています。また、ロッテルダム港があることから、欧州の物流の中心としても大きな役割を果たしています。
このような背景から、オランダでの知的財産に関する活動は、欧州全体にとって非常に重要な役割を担います。さらに、ハーグには欧州特許庁(EPO)の支局もあり、オランダは知的財産の分野における中心的な国のひとつとなっています。
NLOは、特許、商標、意匠および関連する法的事項を網羅した包括的な知的財産サービスを提供しています。NLOの特許弁理士の多くは、世界トップ200にランクインする大学の博士号を取得しており、通信、エレクトロニクス、ソフトウェア、AI、医療機器、機械、化学、製薬、ライフサイエンス、食品技術など、幅広い分野にわたる専門知識を有しています。
NLOのサービスモデルは柔軟であり、クライアントご自身で審査報告書を分析し書類提出のみをNLOに依頼することも、出願手続全体をNLOにご依頼いただくことも可能です。通常、料金は段階ごとにお見積もりいたしますが、包括的なパッケージでの対応もご相談いただけます。
オランダおよびベルギーは実体審査を伴わないの特許制度を採用しており、迅速で低コストかつ信頼性の高い特許付与が可能となっております。そのため、オランダおよびベルギーの特許は、多くの企業にとって欧州進出の戦略的参入手段として魅力的です。オランダおよびベルギーの特許は、日本を含むアジアのクライアントの皆様にとって、低コストの特許権取得を保証すると同時に、欧州でのプレゼンス確立において強力な戦略的価値を提供します。
オランダは、効率的な手続きや言語面での優位性、戦略的な貿易拠点としての位置づけにより、ドイツやイギリスと並んで、欧州の主要な特許訴訟管轄地域の一つです。NLOは、JUVE Patentに高く評価されている強力な訴訟チームを擁し、ノキア、サムスン、百度といった大手企業の代理業務を手掛けてきました。当事務所の専門分野は、モバイル通信、標準必須特許、医薬品、バイオテクノロジーなど多岐に渡ります。
商標・意匠業務を専門とするNLO Shieldmarkは、ベネルクス、欧州、そして世界各国で専門的なサービスを提供しています。商標の使用可能性調査、異議申立、ライセンス契約、モニタリング、侵害訴訟、ポートフォリオ管理などについてアドバイスを提供しています。意匠に関しては、出願戦略、侵害対応、無効審判に関する戦略的なアドバイスを提供しています。
NLOは、著作権、商号、ドメイン名に関する専門的なサービスも提供しています。知的財産の保護、開発、商業化に関連する共同開発契約、ライセンス契約、権利譲渡契約、和解契約などの契約書の作成および交渉を支援します。
NLOは、欧州における日本企業の知的財産権の保護と権利行使を幅広く支援してきた実績があります。NLOは、日本語でコミュニケーションできる弁理士や多様な専門家を擁し、あらゆる場面で円滑な連携と明確な意思疎通を実現します。
欧州への玄関口としてよく利用されるオランダとベルギーにおいて、日本出願人が費用対効果に優れ信頼性の高い特許保護を受けられるよう、戦略的なガイダンスを提供します。また、NLOの弁理士は、通信、エレクトロ二クス、ライフサイエンス、医薬品などの分野における欧州の異議申立や訴訟案件においても豊富な実績を有しています。
日本語での直接サポートをご希望の場合は、弁理士竹尾もえまでお問い合わせください。